- 第25回紙芝居サミット開催報告
第25回紙芝居サミット記念世界大会の報告をさせていただきます。
コロナ禍のため開催できず冊子刊行(2021年12月)にて開催といたしました。冊子には歴代の講師の方々、関わった各地域の皆様など多岐にわたり原稿をいただき掲載させていただきました。
刊行後、希望者に実費にてお分けいたしました。編集には実行委員の皆様と約半年の時間をかけました。
画像は、表紙の写真と中平の掲載原稿の一部分です。
紙芝居サミット開催始めから約30年を超す歩みをできるだけ掲載いたしました。
- 第26回紙芝居サミット開催報告
第25回紙芝居サミットにて、基調講演をお願いしていたアーサービナードさんをお迎えし、第26回紙芝居サミットを2024年9月17日に埼玉県東松山市にある原爆の丸木美術館にて行うことができました。
コロナ明けの開催となりましたが、コロナ対策を万端に整える対応をいたしました。これまでは200名弱の方々から参加いただいておりましたが、今回は人数制限を行い、65名に限っての少人数開催となりました。
紙芝居「ちっちゃいこえ」脚本を作られたアーサーさんの作品にまつわるお話は、原画のある丸木夫妻の美術館の中で、命の鼓動に特化された細胞の声が聞こえるかのように、参加者の胸奥深く響き、感動の紙芝居サミットとなりました。
開催までZOOMによる実行委員会を20回程重ねて準備をし、開催前日に会場準備を行い、実行委員は東松山森林ホテルに前泊しました。
さいたま紙芝居研究会や埼玉大学有機農業研究会(本城昇先生や卒業生の実行委員)の力強い実行委員参加があり、見事なチームプレイにて行うことができました。
京都から毎日新聞記者の塩田敏夫さんが取材にいらしてくださいました。とても内容がきちんと伝わる素晴らしい記事となって載せていただき、心から感謝申し上げます。
ウクライナやパレスチナ、ほかにもたくさんの火種が戦争を巻き起こし、不安な世界情勢になっています。今こそ平和な人間としてのかかわりを共につなげたいと、心から願います。
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【開催要項】
第26回紙芝居サミット いのちを見つめる紙芝居
「これから何をうたいあげるのか?」
開催日:2023年9月17日(日)
■ 内 容
9:30~
開場(受付 丸木美術館 入口 専用コーナー)
10:00~10:05
実行委員長あいさつ 中平順子
(さいたま紙芝居研究会会長、紙芝居文化の会運営委員)
10:05~12:00
ギャラリーツアー
< 絵の中の「ちっちゃいこえ」をさがそう >
① 紙芝居実演:「ちっちゃいこえ」
脚本:アーサー・ビナード
絵:丸木俊・丸木位里(原爆の図より)童心社
② ギャラリーツアー:1階と2階の作品を見ながら
紙芝居「ちっちゃいこえ」は、作者であるアーサー・ビナードさんが、丸木美術館で原爆の図を見て、構想を組み立てて創られた作品です。紙芝居に描かれている人物や動物は、原爆の図から取り出した絵に色をつけ、画像加工をほどこしています。作者自身による、モチーフをさがす美術館探訪を実施します。
講師:アーサー・ビナード(詩人)
12:00~13:00 昼食
13:00~14:30
講座1:「いきのびるぼくら、終わらないかみしばい」
~ アメリカの詩人が語る日本のこれから ~
講師:アーサー・ビナード(詩人)
14:30~14:50
講座2:「天人のはごろも」実演と作品について
紙芝居実演:「天人のはごろも」
脚本:堀尾青史 絵:丸木俊 童心社
実演:中平順子
14:50~15:20 休憩
15:20~16:00
「歌が百年続きますように」
お話:アーサー・ビナード(詩人)
絵本として出版された「はじまりの日」「すばらしいみんな」の日本語訳と、「ハナミズキ A Hundred Years」の英語訳をアーサー・ビナードさんが担当されました。
歌:豊田勇造(シンガーソングライター)
・歌「ふたりの絵描きさん」
(丸木俊・丸木依里に捧げる歌)
作詞・作曲:豊田勇造
16:00~16:30
トークセッション:「かつての村での紙芝居」
詩人の木坂涼さんに、栗原澪子さんが経験された紙芝居体験についてインタビューしていただきます。
インタビュアー:木坂 涼(詩人)
お話:栗原(くりはら)澪子(みをこ)(詩人)
16:30~17:00
みんなでディスカッション「紙芝居の未来に向かって」
17:00~ 閉会の言葉
■ 紙芝居サミットを開催するにあたり
(第26回紙芝居サミット常任実行委員会)
「紙芝居サミット」は、全国各地で紙芝居の実演・創作をしている人と、これから始めようとする人達の研究と交流の場です。
日本で生まれた紙芝居は、現在、アジア諸国、アメリカ・ヨーロッパなどの世界中へ広がっています。
世代や国境を越えて共感しあえる紙芝居文化の魅力を、さらに学びあい高め合うために、広く人々に呼び掛けて開催しています。
1993年、埼玉県蕨市で第1回が開催され、坂戸市、川口市、浦和市、草加市、県を超えて群馬県沼田市、みなかみ町猿ヶ京、再度さいたま市、越谷市、桶川市と、多くの人に紙芝居の感動を広げてまいりました。
第25回紙芝居サミットは、2020年5月埼玉県さいたま市で記念大会を行う予定でしたが、コロナ禍のため中止し世界大会記念誌発行をもって開催に替えました。コロナ禍を乗り越え、4年ぶりの第26回紙芝居サミットは、埼玉県中央部東松山市にある丸木美術館での開催となります。
■ 実行委員長あいさつ
中平順子(さいたま紙芝居研究会会長・紙芝居文化の会運営委員)
紙芝居作品は積み上げた言葉をドラマにしたお話とそのお話にそった絵が添えられ、実演とともに共感の世界が広がります。詩は研ぎ澄まされた言葉の中に、作者の人生をうたい上げる世界観が満ちています。
紙芝居サミットでは毎回テーマを取り上げながら、学びあいを実行してきましたが、今回は紙芝居と詩の取り組みとしました。日本人より日本語の達人、翻訳者でもあるアーサー・ビナードさんをお迎えして、開催いたします。紙芝居「ちっちゃいこえ」の制作現場である丸木俊・位里(原爆の図)のある丸木美術館で行います。
アーサー・ビナードさんを基調講演に、木坂涼さん、栗原澪子(みをこ)さんのお二人の詩人、歌いあげる詩・シンガーソングライター豊田勇造さんの方々をお迎えいたします。丸木美術館からうまれた「ちっちゃいこえ」、ご参加の皆様にとっては「いのちを見つめる」深い出会いをいただけるのではと思っています。
■ 開催概要
日 時:2023年9月17日(日)10:00~17:00
会 場:丸木美術館
〒355-0076埼玉県東松山市下唐子1401 電話 0493-22-3266
(1) 関越自動車道東松山インターから車で10分 (2) 東武東上線森林公園駅からタクシーで約15分
・定 員:45名 ・参加費:5000円(入館料、飲料代、保険料を含む) ・弁当代:1200円
■ 参加費振込先(入金後は、申し訳ございませんがご返金いたしかねますので、ご了承ください。)
参加費及び弁当代(希望者のみ)は、下記口座まで7月31日までにお振込みください。
なお、振込手数料はご負担いただきますようお願いします。
振込先:埼玉りそな銀行 さいたま営業部
普通 口座番号:4101480
名義:紙芝居サミット実行委員会事務局
■ 交通手段
ジャンボタクシー(9人乗り・ハイエース)を準備しております。ご利用される方は、下記のスケジュールをご覧いただいて、希望する時間を必ず7月31日までに事務局まで申し込んでください。
森林公園駅(南口)から美術館までの行き帰り ・所要時間 15分(料金は、一人片道500円です)
・行き:(南口 ロータリー) 時刻:8:30発、9:00発、9:30発
・帰り:(美術館前駐車場まえ) 時刻:17:30発、18:00発、18:30発
■ コロナ対策について:各自、マスクその他、充分な対策をした上でご参加いただきますよう、お願いいたします。